2012年12月21日 12:49
大分県には、マグロをビビンパ並みに「かき混ぜて」食べる海鮮丼がある!?
大分県の津久見(つくみ)市は、マグロをはじめとした魚介類の宝庫。
マグロの遠洋漁業の基地として全国的に知られている、「保戸島(ほとじま)」があるのもこの津久見市だ。
当然、市内では水揚げされたばかりの海の幸を楽しむことができるのだが、注目すべきは「丼モノ」。
食べ方がちょっと独特なのである。
まるでビビンパのように「かき混ぜて」食べるというのだ。
今回、取材をしたのは、津久見市にある代表的な2店舗。
まず評判の1店舗目からご紹介しよう。
「三幸寿司」は、駅の近くにある昭和44年(1969)創業のお寿司屋さんだ。
「津久見まぐろ研究会」の会員でもあるここの名物が、「鉄火丼」(1,050円)である。
ぶ厚く切った寿司用のマグロを、4~5分ほどしょうゆにくぐらせ、卵黄と共に丼飯に載せる。
この時点でなんとも魅惑的な見かけに見とれそうになってしまうが、このまま上品に食べてはいけないらしい。
三幸寿司の鉄火丼は、すばやくしょうゆをまわしかけた後に、豪快に「かき混ぜる」のである!するとどうなるか?アツアツの炊きたてごはんに卵黄がやわらかくコーティングされ、ひんやりとした漬けマグロとの相性が段違いに高まる。