くらし情報『【エンタメCOBS】「厄年」は体の変化に備えるとき!? その由来と過ごし方』

2012年9月22日 15:20

【エンタメCOBS】「厄年」は体の変化に備えるとき!? その由来と過ごし方

ほかにも、五体、五本の指、五臓など人体ともかかわりの深い数字ですし、方位も東・西・南・北・中央の五方向ですからね。

そのため、五は人生の節目も象徴したと考えられます。

女性であれば、五の四乗である20歳前である19歳が厄年としたのは、出産のためかもしれません。陰陽道が発展した平安時代は現代よりも平均寿命が低かったため、婚期も十代前半と早かったので、体力のある18歳までには結婚、初産を済ませたほうが母体に良いと考えたのではないでしょうか。

男性であれば、最初の厄年が五の五乗である25歳です。勢いがピークとなる年齢ですが、自分の力を過信すれば取り返しのつかないことにもならないため、これを人生最初の難関(厄年)と考えたのかもしれません。

また、『燕石雑志』という書物には、それぞれの厄年の理由が説明されています。

男性……25歳は、陰数の2が上に、陽数の5が下にあるから。
42歳は4も2も陰数であり、読みが『死』。女性……19歳は、陰数の10が上に、陽数の9が下にあるため。33歳は陽数が重なり、事の敗続する『散々(サンザン)』――と同訓であるから最も恐れるとしています。

ほかにも語呂合わせで諸説ありますが、昔の日本人は言葉には霊的な力が宿っていると信じていました。

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