2013年2月25日 18:30
【エンタメCOBS】歌舞伎、相撲、寄席…江戸時代の見物ものの金額は?
江戸時代は、現代につながるなさまざまな日本文化の基礎が固まった時代です。お金を支払って「見物」に出かけるという娯楽も、江戸時代に庶民に広まりました。その金額がいくらだったのか調べてみました。
1両=銀60匁(もんめ)=銭4,000文
1両=8万円
1文=20円
で計算しています。
■歌舞伎の上席は高いですよ!
歌舞伎、芝居見物も江戸時代に広く広がった娯楽です。「千両役者」なんて言葉ができたぐらい人気だったわけです。この見物費用は……。
●立見席16文320円
●土間席(下席)100文2,000円
●土間席(上席)132文2,640円
●桟敷席25匁33,333円
桟敷席には4~7人が入ったといわれます。
4人の桟敷席だと1人当たりは8,333円になります。桟敷席になるとやはり高いですね。公演の人気によって、また江戸時代の時期によって価格も変動しました(なにせ江戸時代は265年もあるので)。
例えば、歌舞伎の上桟敷席35匁、高土間席20匁なんて金額も。こうなると、それぞれ4万6,666円、2万6,666円です。上桟敷席なら4人で割っても、1万円を超えます。かなり高価な趣味だといえるでしょう。