映画『猫は抱くもの』感想。ありふれた日常が色鮮やかに輝きはじめる“猫映画”の決定版!
こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。
やっぱり猫が好き?猫も犬も家族同様にかけがえのない存在だと思いますが、【シネマの時間】第32回は、日常が色鮮やかに輝きはじめる猫映画の決定版、映画『猫は抱くもの』をお送りします。
原作は、人気推理小説「猫弁」シリーズで知られる作家・大山淳子の同名小説(キノブックス刊)。
猫と人間が織りなす温かくせつない絆、愛情に満ちたユニークな世界観を『メゾン・ド・ヒミコ』や『ジョゼと虎と魚たち』など繊細な恋愛ドラマから、歴史エンターテイメント『のぼうの城』まで幅広いジャンルを手がけてきた犬童一心監督と『そこのみにて光り輝く』『オーバー・フェンス』などの注目作で知られる脚本家・高田亮の名コンビで映画化!
監督・犬童一心と脚本家・高田亮のコンビは、WOWOWドラマ『グーグーだって猫である』(原作・大島弓子)シリーズに続いて3回目です。
主演に『ヘルタースケルター』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した沢尻エリカを迎え、擬人化でロシアンブルーの猫・良男役に今最も勢いのある若手俳優の吉沢亮を抜擢。
また、主人公に影響を与える画家・ゴッホ役にロックバンド「銀杏BOYZ」