2014年6月18日 18:00|ウーマンエキサイト
日本の伝統美、能 - 幽玄な世界に触れる至福のひととき -
素謡(すうたい)といって歌うだけの演目があるのですが、途中から細野ひろみ先生が加わると、その瞬間、舞台がピーンと引き締まるのがわかったり、発表会の最後に、先生のお仲間である素晴らしい能楽師たちの番外仕舞が観られたり、その感動が忘れられなくて、毎年、通い続けてきました。
おさらい会後の番外仕舞で、「岩船」を舞う小倉伸二郎先生。凛々しい舞姿に周囲からため息が
今年も、人間国宝の三川泉先生による「鵜乃段」という仕舞が拝見できて、ほっぺたをつねりそうになりましたよ。三川先生、90歳を越えていらっしゃるとはとても思えないダイナミックな動きに目を奪われました。枯淡の域ではなく華やか! まさに眼福でした。
人間国宝、三川泉先生の「鵜乃段」。峻厳な風格と軽やかさが同居するダイナミックな舞台
一度、体験してみたいお稽古事はお能の謡と仕舞能なんて観る機会がないし知識もない…という方も、イマジネーションが刺激され、夢うつつなひとときに癒されますから、ぜひ一度、気軽に訪れてみてはいかがでしょう?
もし、これから何かお稽古事を体験するのなら、能の謡と仕舞かなあ…と思っています。お能をしている人の姿勢の良さ、自然でこなれた着物の着こなし、立ち居振る舞いの美しさに憧れます。目指したい究極のキレイスタイルかもしれません。とはいえ、お稽古中はジーンズでもOKだそうで、ちょっとホッ…。意外と気楽に体験できそうです。
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宝生会
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能楽協会
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