2014年9月4日 12:00|ウーマンエキサイト
秋はリュートやヴィオラ・ダ・ガンバの調べとともに…
リュートという楽器をご存じですか? 中世からバロックまで愛された弦楽器で、一見ギターのような佇まい。音色もギターに似ています。同様に、見たところも音色もチェロに近い
ヴィオラ・ダ・ガンバという弦楽器の調べも、深い味わいが美しい。しっとりした秋の訪れにふさわしい、リュートとヴィオラ・ダ・ガンバの音源を3枚ご紹介します。
(左)ディエゴ・オルティス(真ん中)ジョン・ダウランド(右)カプスペルガー の作品
リュートといえばハズせないジョン・ダウランド16~17世紀、後期ルネッサンス時代、イギリスを代表する作曲家の一人だった
ジョン・ダウランドは、自身がリュートの名手でもありました。美しいメロディが特徴の彼のリュート作品集である、その名も
「リュート ワークス」は、ダウランドの多彩なリュート曲から様々なタイプが網羅されたアンソロジーです。
この中の
「涙のパヴァーヌ」は非常に有名で、きっとどこかで聴いたことがあるはず。深い情緒をたたえた美しい曲で、もともとはリュート作品ですが、歌曲にもなっており、印象的なメロディは、ギターやリコーダー、ピアノなどで演奏されることも。