2014年9月30日 12:00|ウーマンエキサイト

イマドキの“お受験”最新常識5つ【私立を目指す家庭の教育資金特集1】

ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんは言う。「最近、ジワリと増加しているのが“教育費”に関わる相談です」。子どもを持つ親なら無関心ではいられない教育費。何をどんなふうに考え始めればいい? 話を伺った。

イマドキの“お受験”最新常識5つ【私立を目指す家庭の教育資金特集1】

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■知っておきたいイマドキの高校受験事情教育費について考える上で、多くの家庭の最初の分岐点は、「中学受験をするかどうか」。そうであるなら、中学受験の“ひとつ先”、「今の高校受験はどうなっているのか?」という情報を知ることが、中学受験、ひいては小学校受験を考える上でのひとつのヒントとなる。「20年も30年も前の親自身の経験などは全くあてになりません。ここ数年だけでも、首都圏では、親の時代に“常識”と考えられていたことが、今では“非常識”となってしまったことも少なくないのです」と、竹下さん。
では、知っておくべきイマドキの高校受験の常識とは? ひとつずつ整理していこう。

■イマドキの常識その1 公立中学に行く子でも小学校5年からは塾通い「ずっと公立に行かせる予定でも、高校受験で大切な“内申”を中学1年生からしっかりとれるように、小学校の後半から補習塾に通わせるのがイマドキのトレンドのひとつです」。内申比率ゼロ(内申を全く加味しない)と言い切る少数派の私立を除き、公立高校の合否は内申点と入試の結果で決まり、推薦で私立を受ける場合は、ほぼ内申で決まるのが通常だ。「有利な内申をとるために、中学1年生の時のテストから、取りこぼしなく着実に成績をとることを意識する親が増えてきています」

■イマドキの常識その2 相対評価から絶対評価で進む内申点のインフレ親世代が学生だった頃との大きな違いの一つに、内申点のつけ方がある。「以前は“相対評価”でしたが、今は“絶対評価”が用いられています」。その結果、内申点のインフレ化が進み、自分の学力を過信した受験生が上位の進学校に殺到するという状況が起こっている。「東京都など学区制を廃止している都道府県では、一部の人気校に受験者が集中したため、中学卒業後、高校に入れず浪人になる子が出ているのが現状です」。


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