2015年11月13日 12:00|ウーマンエキサイト
読んだら旅に出たくなる、街の魅力に惹きこまれる本3冊
「台湾旅ノート」で満喫できるゆったりした時間が愛おしい「台湾旅ノート」(おおのきよみ著、JTBパブリッシング刊) 旅するイラストレーター・おおのさんは2001年、初めて台湾を訪れて虜になり、2005年から台湾にも活動の場を広げる。2010年以降、旅のスケッチ展も開催している。
ふんわりと優しい色合いのイラストに惹かれ、読み進むうちに、ああ、これは台湾の穏やかで優しい人々の印象と同じだなあ、と感じてなごみました。
旅するイラストレーター・おおのきよみさんが描くイラストは、ナチュラルでたゆたうような時間が流れる台湾の温度や香りまでも活写。彼女の鮮烈で豊かな旅の記憶が、私たちを旅路へと誘います。
左)台湾の朝ご飯の定番。豆乳、油條(揚げパン)、卵クレープ。朝の景色を眺めながら、道端に置かれたテーブルで、ほのかに甘い豆乳に油條をひたして食べるそう。 右)地元の人々で賑わう景美夜市で、行列ができる人気の豆花店。行ってみたい!
「旅行中はいつでもスケッチブックと一冊のノートを持ち歩く」というおおのさん。その時思ったことや会話の切れ端、お天気や食べたものをささっとメモ。
「スケッチブックとともに生まれるこの旅のノートは
私の旅そのものであり、帰国後の自分に贈る
最高のお土産でもある」と語る彼女が、2008年から2014年までの7年間、台湾各地を巡って書いた旅ノートとスケッチを再構成し、丁寧に編まれたのが本書です。
台北市、景美の夜市で食べる豆花は豆腐デザート。
熱々の豆花の上にかき氷が。
「行列のできる麺店」「また泊まりたいホテル」「思い出の食堂」「旅のお土産」といったお役立ち情報も満載ですが、大好きなのは「台湾色見本」という、街の壁や植物などのカラーサンプルを分類したページ。「感動した風景を持ち帰りたい」気持ちが色合いに特化されていて嬉しいです。「簡単な絵の描き方」が載ったページも。ぜひお試しを!