2016年1月21日 12:00|ウーマンエキサイト
31音にこめられた言葉の結晶 現代を生きる歌人たちがつむぎだす短歌
給料と、結婚にまつわるうたといえば、第61回角川短歌賞の次席に、こんな名歌がありました。
「給料は「いくら」と問うてくる君に 「二十八」だと年齢答える」
佐々木定綱「短歌」(2015年11月号)
感情をこめずに事実のみを伝え、現実を浮かび上がらせているユニークな一首。
ちなみに受賞したのは、就職活動をモチーフにしたこちらの一首。
「鉛筆でごく簡潔に描く地図の 星のしるしのところへ向かう」
鈴木加成太「短歌」(2015年11月号)
「どんなにうまく傘をさしても容赦なく スーツを濡らす雨の散弾」
鈴木加成太「短歌」
スニーカーを履いて通学していた青年が、春からは革靴でどんな会社に通勤することになるのでしょうか。
あたらしい環境でもまれながらつむぎだす言葉の結晶に、これからも注目したいですね。
「うわっ…冷めた」男性を落胆させる【女性の5つの口癖】って?