2016年2月6日 04:15|ウーマンエキサイト

最終目的は「自立できる子を育てる」 フランス女性に学ぶ、働くママと子どもの教育

目次

・ポイント1.子育ての最終目的は自立
・ポイント2.先生との会話と質の高い「とっておきの時間」
・ポイント3.家事に時間をかけない工夫
フランス人の教育の最終目的は「子どもが自立する」こと。いい会社に就職することや、働いて得る収入の額がすべてではない

© esthermm - Fotolia.com


働くママの悩みは尽きません。大泣きする子どもを保育園に預け、後ろ髪を惹かれる想いで会社へ。なのに、「預けられる子どもはかわいそう」と言う人もいる。家事だって一生懸命だけど、時間がないから完璧になんてできない。そんないろんなことが積み重なって落ち込むことも…。

でも、それは日本だけのことではありません。いま、私が住んでいるフランスでも同じなんです。
日本よりもずっと以前に女性の社会進出が本格化したフランス。そんなフランスの働くママたちも、同じように悩んで戦い続けてきました。しかし、そのおかげで、現在は悩みを解決するためのノウハウが構築されてきています。制度という物理的なことも重要だけど、同時に「どういう考えで過ごすべきか」ということも大切。

仕事をしながらの子育てにも、自信をもってやってきたフランスのママたちの心の持ち方、考え方とは? 今回は、働くママが抱えがちな子どもの教育にまつわる3つのポイントと、解決のヒントを紹介します。

ポイント1.子育ての最終目的は自立

「私が仕事をしているせいで子どもに時間がかけられず、可能性を伸ばしてあげられない。その結果、勉強ができない子になり、就職などで苦労したらどうしよう」なんて、ほかの教育熱心なママたちを見て、焦ることはないですか?

働く女性が多いフランスでも、同じような悩みを持っているママは多いです。そんな状況でも一番大切にしていることがあります。
それは、

「子どもの好きなこと、やりたいことを後押ししてあげる」

フランス人の教育の最終目的は「子どもが自立する」こと。いい会社に就職することや、働いて得る収入の額がすべてではありません。モチベーションをもって働き続け、ひとりで生活していけることを大切だと考えているのです。その、働いて生きていくモチベーションを保つには、やはり「好きなこと」を仕事にすることが大切。そのため、適正がなかったり、嫌いだと思ったりしていることは強制せず、子どもの「やりたい」という気持ちを尊重するべきだと考えています。

成績だけで他人と比べる必要もないのです。成功の定義は人それぞれ違うのですから。


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