2016年3月13日 15:00|ウーマンエキサイト

「とんでもございません」は謝罪にならない? 間違えやすいビジネス敬語5選

もうすぐ入社シーズン。新たに社会に出る新入社員はもちろん、迎える立場の先輩のみなさんも、仕事で必須なのがビジネス敬語です。

目次

・お休みをいただいております
・とんでもございません
・ご持参ください
・了解しました
・参考になりました


上司の前でプレゼンする女性

(c)Rawpixel.com - Fotolia.com



「敬語の使い方くらい大丈夫」と思っていても、意外と普段間違った使い方をしてしまうことも。年度の変わり目、この機会に正しい使い方を確認しておきたいですね。

■お休みをいただいております

取引先などから「○○さんはいらっしゃいますか?」とかかってきた電話を、取り次ごうとしたら担当者が休み…。

そんなときに、つい言ってしまいがちなのが「○○はお休みをいただいております」。

まず、自社の人間に対して「お休み」と丁寧語にしているのがNG。

さらに、休みを「与えて」いるのは自社になるため、「(自社から)お休みをいただいております」という自社を持ち上げた意味合いになってしまいます。


正しくは「休みをとっております」や「休んでおります」。

もし、もう少し柔らかい表現にしたいと思った場合は、「あいにくですが」「申し訳ありませんが」と加えるとよいでしょう。

■とんでもございません

恐縮した気持ちや、へりくだる意味をこめて使いがちな「とんでもございません」。

「とんでもない」という言葉は、「もったいない」と同じように、それ自体で一つの言葉。

なので「ない」の部分を丁寧にして「とんでもございません」というのは、実は日本語として間違っているのです。

正しく敬語にすると「とんでもないことでございます」ですが、ビジネスシーンでは少し使いづらいかもしれません。

そういう場合は「とんでもないことです」または「恐れ入ります」と答えましょう。


■ご持参ください

相手に何か用意してきてもらいたいとき、「○○をご持参ください」と伝えるシーンがよく見られます。

「持参」という言葉は、本来自分の行動に対して用いるもの。ですから、「ご持参」と丁寧な言い方にしても、やはり相手への敬意を表す言葉として使うのは誤りです。

正しくは「お持ちください」です。お客様や目上の人に使う場合はとくに注意してくださいね。

■了解しました

メールなどでもよく使われがちな「了解しました」や「了解です」。

同僚や後輩、気の置けない相手に対して使うのは問題ありませんが、「了解」という言葉には敬意が含まれていないため、目上の人に対しては「承知しました」「かしこまりました」が◎。

「了解いたしました」と丁寧にいえばOKともいわれていますが、言葉づかいに厳しい上司などには、やはり正しく使った方がよさそうです。



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