2016年4月4日 12:00|ウーマンエキサイト

センスのいい部屋づくりのカギは、清水買いの大物家具【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #1】


■調和がとれない。でもそれでいい!

その後、めでたく買うものが決定し、家に家具が到着したとしましょう。

もしかしたらその新しい家具は今まで持っていたものと、フィットしないかもしれません。まわりへ放つ存在感が全然違うからです。

でもそれでいいのです!

その核となる家具が届いてからこそが、お部屋全体を考える第一歩。これから買うものは、常にその家具と合うかどうかを基準に考えるようにしましょう。

手持ちの家具や雑貨も一気に処分したりせず、どうすればなじむか考えます。たとえば、古いソファの布を張り替えたり、木のテーブルの色を替えたり、エイジングを施したりなんて方法もあります。


手持ちの家具や雑貨を新しい家具に寄せていくようにするのです。
◇Asami's Answer◇
お部屋のインテリアは、核となる家具に合わせてコーディネイトする


■我が家のインテリアアイテム #1 チェスト

我が家は冒頭の写真にある、大きなチェストが投資した中核アイテムでした。

もちろんそれまでもインテリアが好きでしたので、いろいろな家具を持っていましたが、一番好きなリビングの空間は、このチェストが作ったと言っても過言ではありません。

センスのいい部屋づくりのカギは、清水買いの大物家具【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #1】

チェストの上は日々使うアクセサリー類を適当に。見せる収納にしています。



このチェストは大阪にあるTRUCKという家具屋のオーナー夫妻の取材に行った時に出会いました。ご夫妻が実際にご自宅でこのチェストを使っているのを見てすごく欲しくなったのですが、とても高いものでしたので、それから半年ぐらいはずっと悩んでいたと思います。

このチェストは50平米程度の我が家の中ではベッドの次に大きな家具です。
それだけ存在感がありましたので、上記に述べた通り、到着したその日から、我が家のインテリアの方向性を握ることとなったのは言うまでもありません。

センスのいい部屋づくりのカギは、清水買いの大物家具【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #1】

チェストの引き出しの中はアイテムごとに収納。洋服類だけでなく下着や靴下なども。



ではその方向性はどういうものだったのでしょうか?

このチェストは木の温もりと無機質なアイアンの無骨な男っぽさのミックスでできています。

まさにこれです! つまり「暖かみのあるウッド(およびグリーン)、そしてシンプルでメンズライクなもの、そして工業製品的な冷たさ。それらをミックスして自分らしいコージーな空間を作ること」。

これが我が家のテーマとなったのです。


センスのいい部屋づくりのカギは、清水買いの大物家具【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #1】

アイアンの照明とグリーンの組み合せが好きです。夜は間接照明に。



このチェストが我が家にやってきたのは、今から10年ほど前。その頃から少しずつ、このチェストに合うかどうかを基準に新しい家具や雑貨を買い足し、やっと自分が心地よいと感じる空間に育ってきました。

仕事部屋もこの方向性なのですが、そちらはもっと無機質で男っぽい感じ。リビングはそれよりも暖かみのある、ほっこりした雰囲気が多めになるよう調整しています。

どちらもベースは同じテイストなので、模様替えする時は雑貨や家具の入れ替えをしてもすぐになじむよう、洋服で言う“着回し”が効くようになっているのです。

そう、この家具の“着回し”感、これも限られた住宅事情の方には大切なテーマですね(まさに我が家)。
それについてはまた次回、お話ししたいと思います。

◇Asami's Answer◇
部屋は別でもテーマは統一。テーマに付随する“雰囲気”を、調整していく。


今回は大物家具を買うことで、部屋の方向性・テーマを見つけるということ、ご理解いただけましたでしょうか?

もしご自宅にあまり気に入っていない家具があるならば、新しい家具を買うチャンス。新しいお部屋の方向性が見つけられるかもしれませんね。


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