2017年3月31日 07:00|ウーマンエキサイト
食育絵本で楽しく栄養や体のしくみを学ぶ! 子ども栄養学
子どもの好き嫌いはママにとって悩みのタネ。バランスよく食べる子になるには、子ども自身が食事の大切さを実感できることが大事。
絵本
『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)には、子どもに
食べる楽しさや意味を伝える
ヒントがたくさんありました。その一部をご紹介します。
■どうして、ごはんを食べなきゃいけないの?
おなかがすくのは、体が栄養を欲しがっているサイン。『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
「どうして、野菜を食べなきゃいけないの?」「どうして、おやつばかりじゃだめなの?」そんな疑問をもっているお子さんは意外に多いものです。まずは、子どもの食に関する
素朴な疑問に答えながら、
食への興味を引きだしてあげるとよいでしょう。
たとえば、私たちがごはんを食べなければいけない理由は、生きるために食べ物に含まれる「栄養素」が必要だから。食べ物によって含まれる栄養素はちがい、それぞれ別の働きがあります。
『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
野菜にしかない栄養素もあれば、魚にしかない栄養素もある。だから、どんなにおいしくてもおやつばかり食べるのはだめで、バランスよく食事をすることが大切なのです。
■緑黄色野菜は病気をふきとばすスーパーマン!
野菜嫌いな子どもには、野菜の働きを
わかりやすい言葉で伝えましょう。
たとえばピーマンは、
「病気をふきとばすスーパーマン」。緑色が濃いほど栄養素が濃く、体が酸化(さびつく)するのを防いでくれるので、子どもはもちろんママもたくさんとりたいところです。
病気をふきとばすスーパーマン「ピーマン」には、βカロテンとビタミンCが豊富。絵本では子どもにもわかりやすく説明されている。『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
また、ニンジンも抗酸化作用をもつα-カロテンを豊富に含み、風邪にかかりづらくしたり、活性酸素をやっつけてガンなどを防いだりしてくれます。
β-カロテンの10倍の抗酸化作用をもつといわれているα-カロテンも豊富な「ニンジン」。はだをつやつやに。風邪にもかかりにくくしてくれる。『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
子どもには「ピーマンやニンジンを食べると、こわい病気が防げるよ。病気にならなければ、毎日公園で元気に遊べるね」など、食べることによって
どんないいことがあるのかも伝えると、食べる意欲のアップにつながります。
■子どもが大好きおやつにも栄養はある
おやつにも栄養があります。たとえば、ショートケーキの材料である小麦粉や砂糖は炭水化物なので、エネルギーになり、つかれをとってくれます。
『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
また、生クリームは牛乳からつくられるのでカルシウムもおぎなえます。
そんな話をしながら食べると、おやつタイムも楽しくなるし、子どもが食べ物の栄養に興味をもつきっかけにもなります。
■のどがかわくのは、体から水分がなくなったサイン
のどがかわくのは、体から水分がなくなった
サイン。「人の体の半分以上が水でできている」と聞くと、驚く子も多いようです。
人の体の半分以上は水!『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
体の水が減りつづけると、つばやおしっこが減り、20%を切るといのちも危なくなります。
『こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?』(新星出版社/監修:川端輝江)
子どもには
「のどがかわいたらすぐに水分をとろうね」ということもあわせて伝えておくと、脱水対策になり、暑くなるこれからのシーズンにも安心です。