【ママに質問!】
3:サバ美ちゃんと娘さんとはどんな関係だと思いますか?
娘が生まれる前に用意した服を、先にお姉ちゃんが試着。
サバ美は自分のことを「猫」だと思っていないですし、私もそういう風に扱ってきませんでした。だからうちの場合は、子どもと一緒になって “猫を育ててあげる” という感じではないですね。
サバ美は娘の存在について “仕方がない” と思っていると思います。「帰らないんだな、この子。ずっといるんだ」って。彼女も多分 “娘と共存していくしかない” とわかっていると思うんですよね。
長くなったわね、この子。
娘の方も「猫」がいることが当たり前すぎて、特に「猫が好き!」っていう感じでもなくて、「サバちゃんはそこにいるもの」と思っているようです。自分が “かわいがらなくちゃいけない” とも特に思っていないようで、
クールだなぁと思って。“ネコ吸い”的にはちょっと物足りないんです(笑)。
それから、ときどき
ライバルのような存在でもあります。私がサバ美を抱っこしていると「やめて」と言ってきたり、逆に「ごはんをあげたい」とか「サバちゃん、お水を飲んで」と、自分から
お世話をしたがるときもありますね。
暖房の前でくつろぐ姉の隣に、だるまを二つ並べて困惑させている妹。
“ネコ吸い”の私としては、もっと娘とサバがベタベタしているところを見たかったんですが、
クールな関係ということで、それもそれでいいんじゃないかなと思っています。
成長とともに、
2人の関係も変わっていくと思いますしね。
【ママに質問!】
4:娘さんにサバ美ちゃんのことで “言い聞かせていること” はありますか?
“そこにいるのが当たり前” の存在だったサバ美に、興味が出てきた頃。
娘にとって、サバ美は
当たり前にいる家族。特にかわいがったり、敬意を示すということはないんです。
だから、最近は「サバちゃんはもう8年もお家にいて、あなたが生まれるずっと前からママは一緒にいる。パパと出会う前から、ママはずっとサバちゃんと2人で一緒に住んでいたし、仲良しだったんだよ」って、ひたすら言い聞かせています。
サバはお姉ちゃんだから、
失礼な態度をとってはいけないということは、すごく言っています。もし、娘がサバ美に対して失礼な態度をとったら、結構厳しく怒りますね。
膝の上で寝ているうちに、投げ出された足がそっとサバ美の上に。
それから、サバ美に対する“言い方”についても。娘がよく「サバちゃんは〇〇に乗っちゃだめ!」と言うので、「なんで? “自分はいいけど、サバちゃんはダメ”と言うのはダメだよ」と伝えています。
こういうことって、実の姉妹間ならよくあることですよね。娘はそれくらい “サバ美と自分は対等” だと思っているようです。サバ美のことを
下には見ていないという証でもあるので、その点は逆にいいかなと思っています。
【ママに質問!】
5:サバ美ちゃんと娘さんとの、印象に残るエピソードはありますか?
娘の上に、がっつり乗っているサバ美。「この子乗っても大丈夫」と初めて認定した瞬間。1歳半頃。
先日、サバ美が脱走した際、私があまりにも取り乱したので、娘はトラウマになってしまったようで。毎日のように「サバちゃん、脱走していないかな?」って言うようになりました。
ちょうど脱走していたとき、娘が別のことで大泣きしていたんです。ふと窓を見たら網戸が開いていて、サバ美がいなくなっていて。私、慌てふためいてすごくパニックになったんです。
だから、“自分が怒られるようなことをして泣いていたから、サバちゃんが脱走しちゃった”と結びついてしまったようで、「いい子にする」って言うんですよね。
それが切なくて、かわいそうだなと思って。「君のせいじゃないよ」って言いながらも、私も少し利用して「いい子にしていたら、脱走しないかもよ」って(笑)。