大切な洋服をきれいに保管したいなら、『衣装ケース』を使用しましょう。とはいえ、衣装ケースは種類が豊富でどれを買えばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。衣装ケース選びのコツや、使うときの注意点、おすすめのメーカーなどを紹介します。
ケース選びを失敗しないコツ
衣装ケースは、考えなしに買ってしまうと「収納スペースにケースが入らなかった」「ケースを買ったはよいものの、収納する服の量に対してスペースが小さすぎた」などの困った事態になる場合があります。
買ってから後悔しないためにも、収納ケースを選ぶ上で役立つコツを押さえておきましょう。
置く場所のサイズを確認
衣装ケースを買うときは、まずケースの置き場所を決めましょう。クローゼットの中や押し入れなど、置き場所が決まったら、サイズを正確に測ることがポイントです。
この場合のサイズとは、高さ・横幅・奥行きの3つを指します。特に、押し入れやクローゼットなどの中に衣装ケースを収納する場合は、奥行きをしっかりと測っておくことが必要です。
奥行きのサイズが曖昧なままケースを購入すると、ケースが引っかかってクローゼットの扉が閉まらなくなったり、無理に閉めようとして扉やケースが傷付いたりする可能性があるので注意しましょう。
高さはしまう物に合わせる
衣装ケースの高さは、しまう物に合わせて選びましょう。
例えば、汎用性があり使いやすいとされているのは23cmです。この高さであれば女性用のニットや薄手のアウター・男性用のシャツや下着などが収納できます。
また、男性用のデニムや厚手のセーターなどは、高さ30cmのケースであればすっきりと収まりやすいですよ。一方、子ども服や女性用の下着・Tシャツなどは、高さ18cmの物でもよいでしょう。
収納したい物に合った高さのケースを選べば、洋服を立ててしまうこともできます。特にTシャツやニットなどは、立てて収納すると上から見たときに服の場所が分かりやすくなるので、おすすめです。
耐荷重など強度もチェック
たくさんの服を収納するのであれば、衣装ケースの天板の耐荷重や強度などにも気を配りたいところです。
衣装ケースは、使い続けているうちに底が割れたり、引き出し式ケースの場合は、上段の服の重みで引き出しが開きにくくなったりすることがあります。
そのため、長年使える丈夫な作りの物や、たくさん服を入れても変形しにくい強度の高い物を選ぶことが大切です。
おすすめな衣装ケースメーカー3選
衣装ケースは、メーカーによってそれぞれ特徴が異なります。メーカーごとの特色をつかめば、ケース選びもしやすくなるでしょう。数あるメーカーの中でも特におすすめの衣装ケースメーカーを3つ紹介します。
豊富なサイズ展開 アイリスオーヤマ
「とにかくサイズ展開が豊富なメーカーを探している」という場合は、『アイリスオーヤマ』の衣装ケースがおすすめです。
押し入れ・クローゼットそれぞれに対応した衣装ケースはもちろん、クローゼットのハンガーラック上の棚に置けるケースや、ベッド下にも入りやすいサイズの物など、さまざまなニーズに対応しています。
サイズの選択肢が多いため余分なスペースができにくく、部屋のデッドスペースを収納のために効率よく活用することが可能です。
頑丈さが特徴 天馬
頑丈で使いやすい衣装ケースなら、『フィッツ(Fits)』シリーズでお馴染みの『天馬株式会社』もチェックしてみましょう。
引き出しの前枠にアルミ製の補強板が内蔵されている『フィッツユニット』や、軽さと丈夫さを両立させる『ハニカム構造』を取り入れた『フィッツプラス』など、機能性の高いアイテムがめじろ押しです。
収納物が多い人や、長く使える衣装ケースを探している人はチェックしてみましょう。
シンプルおしゃれな無印良品
『無印良品』の衣装ケースは、シンプルなおしゃれさでどんな場所にもなじみます。ロングセラーである『ポリプロピレン』の衣装ケースは、ナチュラルな半透明で、うっすらと中が見える仕様です。
押し入れでの収納にぴったりな『ポリプロピレン衣装ケース』やシャツを2枚並べて収納できる『ポリプロピレン収納ケース・横ワイド』など、使いやすさを考えてサイズ展開されています。
衣装ケースをインテリアに組み込みたい人や、部屋に衣装ケースを置くことで生活感を出したくない人におすすめです。
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便利に使うための注意点
衣装ケースを便利に使いこなすためには、いくつかの注意点があります。せっかく買った衣装ケースをすぐに駄目にしないためにも、使い方には気を配りましょう。
カビ対策をしっかりと
衣装ケースの中にホコリや食べ物のかすがたまっていたり、結露ができていたりすると、カビが発生しやすくなります。ケース内のカビは、きれいに畳んで保管していた衣服にも付着してしまうため、要注意です。
衣装ケースにカビを発生させないためには、きれいに洗濯してから衣服をしまうのはもちろん、ケース内の風通しをよくする必要があります。そのため、衣服を詰めすぎない、定期的にケースを開けるなどの対策が効果的です。
また、カビを防ぐためには、ケースに除湿剤を入れておくのも有効です。除湿剤は入れっぱなしにせず、衣替えなどのタイミングで定期的に交換しましょう。
ケースに臭いが付いてしまった場合
洗濯で汚れを落としきれなかった衣類を衣装ケースにしまっておくと、雑菌が繁殖して臭いのもとになってしまいます。
また、長期間ケースを開けずにいた場合、衣類の汚れとケース内の湿気が原因でカビが発生し、さらに臭いが強くなることもあり得ます。
ケースにこもったような臭いが付いてしまったら、まずはケースと衣類を風通しのよい場所で陰干ししましょう。
衣類がカビ臭い場合は、酸素系漂白剤を溶かした40℃ほどのお湯に、約1時間浸してから洗濯するのもおすすめです。
大切な衣装をしまうなら保管方法も考えて
お気に入りの洋服や家族の大事な衣類は、大切に保管してきれいな状態でまた使いたいですよね。衣装ケースは、風通しよく衛生的に使えば、衣類の収納に役立つ便利なアイテムです。
使いやすくておしゃれな衣装ケースを上手に活用して、好きな服を長く着られる環境を整えましょう。
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