くらし情報『アンリアレイジと名和晃平が協業、“ロール”から削り出す服の彫刻【2017-18秋冬ウィメンズ】』

2017年3月7日 18:00

アンリアレイジと名和晃平が協業、“ロール”から削り出す服の彫刻【2017-18秋冬ウィメンズ】

アンリアレイジ2017-18年秋冬コレクション

森永邦彦によるアンリアレイジ(ANREALAGE)は、ホテル・ウェスティン パリのボールルームを会場に2月28日、2017-18年秋冬コレクションを発表。「ROLL」をテーマに掲げ、洋服の始まりである布のロール(反物)に着目。メインピースとなる冒頭の2体は、名和晃平 | SANDWICHとのコラボレーションによるもので、平面の布を裁断するのではなく、300メートルものデニム生地をロールのままドリルを装着したロボットアームで3次元切削し、彫刻のように1着の服を削り出している。切削の痕跡は年輪のような風合いを醸し出し、年月を重ねるイメージで布を重ね、それがコレクション全体のモチーフにもなっていた。リボンテープを幾重にも巻いたドレスや手編みのニットで年輪を描いたドレス、年輪を思わせるジオメトリックなジャカード素材のワンピースなど、30年代風のヘアと相まってエレガントな仕上がりを見せる。スパイラル状にバイアスに布を繋いだワンピースも、デニム素材をあしらったり、ジップで繋ぐなど、それぞれのアイデアが生かされた作り。ロックミシンをかけたリボン状の布を年輪のように重ねたドレス、そしてフェルト素材を等高線のように重ねたドレスが登場し、圧倒的な造形美を見せた。

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