2018年1月29日 13:00
影響力を加速させる? パーム・エンジェルスのポップ・パンクウエスタン【2018-19秋冬コレクション】
ファッションにおけるルールや思い込みを一旦排除する、というこのブランドにおける冒険がシーズンを重ねるごとに明らかになってきている。明らかなコンセプトはブランド名に冠されたアメリカ西海岸のスケーター文化がベースにあるだけで、そこにオンされるカルチャーやアイデアにボーダーはない。そのマーケティングの正しさは、世界各都市で巻き起こったルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とシュプリーム(Supreme)の社会現象が証明している。
パーム・エンジェルス(Palm Angels)がミラノファッションウィークメンズ3日目、1月15日に2018-19年秋冬コレクションを発表した。ミラノで3回目のショーとなる今回は、会場内にレーザーを張り巡らせ、SFチックな演出。前シーズンの近未来的な荒れ地の工事現場から、屋内に場面転換という、デザイナーのフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)らしいストーリーテリング。スタッズが突き出たロシアの防寒帽のモデルに目を奪われるが、“クール”なアイテムが続々と登場した。
今シーズン、ラガッツィが衝突させたのはパンクとウエスタンルックだ。
つい関連づけたくなるが、おそらくザ・クラッシュ(The Clash)