2018年4月11日 11:00
日本最大のブルーノ・ムナーリ回顧展が葉山で開催中! 日本初公開作品を含む約320点が並ぶ
神奈川県立近代美術館 葉山では、芸術からデザイン、そして児童教育に至るまでのブルーノ・ムナーリの果てしない独創的な活動を体験出来る展覧会「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」を4月7日から6月10日まで開催する。
《旅行のための彫刻》1965年、富山県美術館 © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari
ブルーノ・ムナーリは、画家、彫刻家、グラフィック・デザイナー、インダストリアル・デザイナー、発明家、著述家、子どもといっしょに遊ぶ人といった、あらゆる肩書きを持つ稀代の表現者。
19歳の時に、当時のイタリアを席巻していた前衛美術運動の未来派に参画し大きな影響を受けた一方で、雑誌の編集や挿絵などの仕事を通じて、デザインへの関心と造詣も大いに深めていく。第二次世界大戦後のムナーリはそうした経験を活かし、折りたたんで持ち運び可能な彫刻「旅行のための彫刻」や、コピー機を使いながらもオリジナルの平面作品「オリジナルのゼログラフィーア」といったかつてない美術作品、そして極めてシンプルであると同時に用の美を備えた照明や家具などを多数発表し、国内外で高く評価された。