くらし情報『展覧会「風景論以後」東京都写真美術館で - 写真・映像の“風景”その背後にある社会的構造を問う』

2023年7月29日 14:55

展覧会「風景論以後」東京都写真美術館で - 写真・映像の“風景”その背後にある社会的構造を問う

同作では、1968年に起こった無差別連続射殺事件の犯人が、生まれてから逮捕されるまでに目にしたであろう風景のみ構成されている。第3章では、この『略称・連続射殺魔』や、風景論を経て独自の実作と理論へと向かった中平卓馬を紹介する。

1970年代前後の風景論を再考
第4章では、風景論の起源に着目。風景とは、馴染みのある言葉であり、さまざまな文脈や歴史的背景のもとに語られてきたため、風景論として定義することが難しい。1970年前後の日本における風景論は、そのなかでも特異な位置を占めるものの、当事者間の理論的な差異などから、その内容には大きく光があてられてこなかった。会場では、『略称・連続射殺魔』ばかりでなく、大島渚の『東京战争戦後秘話』などの映像作品、アーカイブ写真や印刷物の数々から、風景論の登場当時の議論を再考する。

展覧会概要
展覧会「風景論以後」
会期:2023年8月11日(金・祝)〜11月5日(日)
会場:東京都写真美術館 B1F 展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)

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