2017年10月24日 22:45
ミキオサカベ 2018年春夏コレクション - 自分が思う“カワイイ”の再確認
ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2018年春夏コレクションが渋谷ヒカリエで2017年10月21日(土)に発表された。
ショースタートに当たって、2017年春夏コレクションでのデザイナーの坂部三樹郎の言葉を今一度思い返したい。「これまでは東京カルチャーに魅せられてきたが、海外で学んで見てきたものにも向き合い、今までやってこなかったことにチャレンジしたい」と語っていた坂部。今回はどのようなショーを見せてくれるのかと、超満員の会場は期待に満ち溢れていた。
今季は、いろんな和をミックスしているという。正直一目見ただけでは理解しがたい。しかし、よく見てみるとうなずける部分が多いのだ。序盤で登場した、ベストをレイヤードしたようなラペルの大きなジャケットワンピースは、OLがインスピレーション。
バッグはというと女子学生が持つようなスクールバッグ。髪型は花魁風。あらゆる時代の日本の女性像が交差することで、ひとつのスタイルが作りあげられている。
2017年春夏シーズンで話していたことは、ヨーロッパの歴史から紐解いたバッスルスタイルのようなフォルムや、ジコ袖のドレスルックに繋がるだろう。と言っても、単にそれをそのまま入れ込めば、和の要素と衝突してしまう。