映画『ファントム・スレッド』P.T.アンダーソン×ダニエル・デイ=ルイス、再びタッグ
『ファントム・スレッド』に向けては、撮影前に約1年間ドレス作りの修行を実施。ドレスの仕立てについて大量の著作を読み、NYのメトロポリタン美術館を訪れ、保管されている歴代のデザイナーのドレスを見て学び、さらにはニューヨーク・シティ・バレエの衣装監督マーク・ハッペルの元で洋裁の修行をしたそう。最終的には、バレンシアガのスーツをそのまま複製できるほどの腕前になったという。
ダニエル・デイ=ルイスのコメント
私は1957年生まれだから、映画の背景であるこの時代にとても親近感を感じます。当時、イギリスでの物事の発展の仕方はとても特徴的でした。社会の色々な面で、規制が残っていた。僕たちが調べたデザイナー達は、社会的な流れに反していながら も、そのなかで非常に活躍していた。時代の流れに反していくのは難しいことだけど、それはどこかとても魅力的でもあったんです。
監督はポール・トーマス・アンダーソン
監督を手掛けたのは『ブギーナイツ』『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『インヒアレント・ヴァイス』のポール・トーマス・アンダーソン。自身の監督作品では脚本も手掛けている。過去、社会における人々の関係性や、親子の関係性、心の葛藤を描いた作品を多数発表してきた。