2018年5月26日 18:55
半透明の布を使った大型彫刻作品、韓国人アーティスト「スゥ・ドーホー」の個展が十和田市現代美術館で
韓国出身の作家スゥ・ドーホーによる個展「スゥ・ドーホー : Passage / s パサージュ」が、2018年6月2日(土)から10月14日(日)まで青森県・十和田市現代美術館にて開催される。
スゥ・ドーホーとは?
スゥ・ドーホーは、韓国生まれのアーティスト。イェール・ユニバーシティ・スクール・オブ・アートで彫刻を学び、以後ロンドン、ニューヨーク、ソウルを拠点に活動している。
作品制作においては、個人と集団の関係性を探ることを一つのテーマとして掲げている。これまでドローイング、彫刻、映像など様々な素材に取り組む中で、家、物理的な空間、移動、記憶といったワードもキーワードとして捉えていくようになった。
得意とするのは、家や家の中のアイテムを象った彫刻と、没入感のあるインスタレーション。特に、彼がこれまで住んできた空間の手触りと繊細な細部を再現する作品として生まれた半透明の布を使用した彫刻シリーズは、注目を集めている。
また、軽く持ち運びができることも布の彫刻シリーズに共通するポイント。
その軽量さ、どんな場所にも設置できることから「スーツケース・ホーム」とスゥ自身によって呼ばれている。