くらし情報『展覧会「横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす」兵庫で、即興的な公開制作の軌跡を辿る』

2019年2月13日 18:40

展覧会「横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす」兵庫で、即興的な公開制作の軌跡を辿る

展覧会「横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす」兵庫で、即興的な公開制作の軌跡を辿る

展覧会「横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす」が、兵庫・横尾忠則現代美術館にて2019年5月6日(月・振休)まで開催される。

公開制作で描かれた作品を紹介
「横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす」では、横尾忠則がこれまでに公開制作で描いてきた作品を、映像・写真などの資料とともに紹介する。

自我を忘れて制作に没頭できる公開制作
1980年代、画家へと転向したもののアトリエのなかった横尾が、制作できる場所を求めてやむなくとった制作の手段が公開制作であった。が、人前で描くことで“見られている”というプレッシャーが加わり、かえって余計な自我やこだわりが消え、制作に没頭できるという実感を得た横尾は、アトリエが完成しても尚、様々な場所で公開制作を行うようになる。横尾の創作のプロセスにおいて、「観客」との共犯関係が作品にスリリングな展開をもたらしているのだ。

80年代後半から90年代にかけては、自身の少年時代の記憶を着想源とした自伝的な主題に取り組んでいたこともあり、即興的な公開制作の機会はそれ以前に比べて減少するようになった。しかしそうした中でも、横尾は制作途上の作品を公開制作によって仕上げたり、公開制作で完成させた作品に手を加えたりすることで、予定調和に陥りそうな局面を打開。

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