くらし情報『企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」根津美術館で、時代ごとに変化してきた“人物画”に着目』

2021年9月10日 10:40

企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」根津美術館で、時代ごとに変化してきた“人物画”に着目

企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」根津美術館で、時代ごとに変化してきた“人物画”に着目

企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」が、東京・青山の根津美術館にて、2021年9月11日(土)から10月17日(日)まで開催される。

「はじめての古美術鑑賞」人物画にフォーカス
古美術の見どころをわかりやすく開催する展覧会「はじめての古美術鑑賞」は、根津美術館にて継続的に開催されている企画展。シリーズ5回目を迎える今回は“人物画”にフォーカスし、時代ごとに異なる人物画の在り方と、主な人物画のジャンルを紹介していく。

古代~近代における人物画の対象の変遷
今でこそ人物画は当たり前に描かれているが、古代の日本においては、自分の姿が描かれることは忌むべきことだとされていた。そんな中でも例外的に描かれていたのが信仰対象となった人々。釈迦如来と法相宗の教主である弥勒、法相の祖師たち11人を描いた曼荼羅や、真言宗の開祖・空海こと弘法大師を描いた肖像画など、人物画に描かれるのは“聖なる人”のみであった。

平安時代末期頃からは徐々にこの流れに変化が起こり始め、鎌倉時代には公家や武家など在世中の高貴な人々を描いた絵画が一般的になる。さらに時代が進むと、描かれる対象はさらに広がり、市井に生きる庶民なども描かれるようになる。

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