展覧会「脚本家 黒澤明」“シナリオ作家”の側面から黒澤映画の制作過程を辿る、幻の未公開脚本も
侍たちそれぞれのキャラクターはどのように構想され、肉付けされていったのか、また、ストーリーの構造はいかに構築されたのかを、資料を通して解明。アイデアの源泉として注目されるソビエトの文学者ファジェーエフの小説にも触れながら、解説する。
ドストエフスキーやシェイクスピアなど影響を与えた文豪たち
また、『白痴』のドストエフスキーや、『蜘蛛巣城』『乱』のシェイクスピア、『椿三十郎』『赤ひげ』『どですかでん』の山本周五郎など、黒澤の映画世界に大きな影響を与えた文学者たちの存在にも注目だ。文豪たちが生み出した物語や人間観は、黒澤映画の中にどのような影響をもたらしていたのかを考えるとともに、彼らと並び強い影響を与えたバルザックの小説についても、新たな考察を加える。
【詳細】
脚本家 黒澤明
会期:2022年8月2日(火)~11月27日(日)
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
住所:東京都中央区京橋3-7-6
休室日:月曜日および9月6日(火)~9日(金)、9月27日(火)~10月2日(日)は休室。
開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)
※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長。