【『正直不動産』第1話感想・考察】山下智久演じる不動産営業マンから学ぶ、仕事をする上で大切なこととは
さらに印象的だったのは、ドラマ最後の、このかけあいだ。
「儲からないのになんで50年も菓子作ってるのかって聞いたな。俺の菓子食うとみんな幸せそうな顔する、だから続けられた」
「それは一円にもなりませんね」
「でも仕事っていうのはそういうもんだ」
正直不動産ーより引用
契約のために嘘をついて仕事をしていた永瀬が正直になり客と向き合う。
我々は何のために仕事をするのか、客を喜ばせるためではないのか、この二人の会話がこのドラマ最大のテーマなのかもしれない。
タメになる!不動産知識も盛りだくさん
ストーリーももちろん面白い上に、サブリース契約や激安賃貸物件に潜む罠など、タメになる不動産知識が織り交ぜられたこのドラマ。
サブリース契約は不動産側が相手に良い情報だけを伝え、途中解約が可能なことは伝えずに契約を結ぶ。
条件が悪くなったらいつでもオーナーを見捨てることができる仕組みになっているのだ。
そんな契約書の小さな注釈にも気をつけなければならない。
一方で劇中で登場する激安賃貸物件の理由は、住居者に嫌がらせをして短期間で追い出すオーナーが原因だった。
追い出す目的は敷金礼金。