2022年8月7日 13:09
斎藤佑樹が書いた直筆の手紙 『前を向くために必要なもの』に「鳥肌が立った」
とは、僕は言いません。
勝負はわからないから。おなじ夢を持った人たちのぶつかりあいだから。
ただ、今のまっすぐな君のまま、どうかこの夏のマウンドに立ち続けてください。
これから先、グラウンドでもグラウンド以外でも、君をいろんな出来事が待ち受けています。
僕のように、不安だらけの時期を過ごし、挫折を味わうこともあるかもしれません。
それでもなんとか前を向くために必要なもの。それは記憶だと思います。
過去の栄光、だなんて言われることもあるけれど。
最後まで闘い抜いた記憶は、未来を生きる大きな力になります。
なんて、大舞台がすぐそこだってときに、先の話なんてされたくないか。
この夏、いちばん速い球を投げるのは君じゃない。
いちばん熱い球を投げるのが、いちばん強い球を投げるのが、
なんだかいちばん凄い球をなげるのが、君であってほしいと思っています。今から君の過ごす夏が、君を一生奮い立たせる夏になりますように。
よし、頑張れ。
2022夏斎藤佑樹
栄光も挫折も味わった斎藤さんだからこそ、贈ることができる言葉。
斎藤さんの人生や、この夏に全力を注ぐ球児たちなどを想い、多くの人からさまざまな声が上がっています。