「リュックは手に持って」 鉄道会社が掲出したマナー啓発ポスターの意図に考えさせられる
リュックをお持ちのかたは、周囲のお客様にご迷惑とならないようお気を付けください。
電車に乗っていると、上記のようなアナウンスを耳にしたことはありませんか。
満員電車の場合、乗客同士で身動きできないほど混んでいるもの。
リュックを背負ったままだと、背後にいる乗客に不快感を与えてしまうことになりかねません。
電車内でのリュックの持ち方は?
関西の鉄道事業者19社では、2023年3月1日から31日までを主な期間とし、「手荷物の置き方、持ち方」をテーマとした『共同マナーキャンペーン』を行っています。
駅構内と電車内に、マナーを意識した手荷物の置き方などを乗客に呼び掛けるというものです。
ポスターには、「大きな荷物は網棚の上に」「手荷物はヒザの上に」「リュックは手に持って」と書かれています。
この呼び掛けを見て、「リュックはお腹側にするというのを聞いたことがあったが、違うの?」と疑問を抱きませんでしたか。
今回のキャンペーンの事務局である、関西鉄道協会に詳細を聞いてみました。
リュックをお腹側で持つことは正しい?
1994年から実施しているという共同マナーキャンペーン。
社会の状況や乗客からの意見、要望をもとに、各鉄道事業者間で協議し、テーマは決まります。