日焼け止めでプールの水が汚れる? 小児皮膚科学会の『見解』に「え、知らなかった」
3)服で覆う
プール外での体操着の着用や、泳ぐ時にラッシュガード*を着用するのも紫外線防御に役立ちます。
*ラッシュガード:紫外線防御、擦り傷から肌を守ることを目的としてプールやマリンスポーツ時に着用する衣類。身体にフィットして濡れても大丈夫な素材でできたTシャツのようなもの。
4)サンスクリーン剤を上手に使う
プールの水質汚濁が懸念されていますが、耐水性サンスクリーン剤を使用しても汚濁されないことは複数の実証実験で明らかになっています。 必要な時には使用を許可しましょう。塗る時間は午前の授業であれば通学前に自宅で、午後の授業であれば昼休みに場所を決めて塗るようにすると時間の無駄がなくて良いでしょう。
日本小児皮膚科学会ーより引用
紫外線の強い時間帯を避けたり、ラッシュガードの着用で露出を少なくしたりなどの対策を勧めるほか、日焼け止めクリームの使用については、「プールの水質が汚濁されないことが実証実験で明らかになっている」と明記しています。
日本小児皮膚科学会の見解を見ると、プールの授業での日焼け止めクリーム使用は必要なことだと感じられます。
しかし、学校現場においては、さまざまな事情や懸念が予想され、正式に導入するには考慮すべきことも多いため、国が主導してガイドラインを整備していく必要があるかもしれません。