2024年2月5日 18:22
冬はスマホのバッテリーが早く消耗する? KDDIの実験結果に「注意したい」
冬など気温が低い環境だと、スマホのバッテリーが早く消耗するといわれています。
精密機械は高温に弱いので、低温下ではむしろ快適に動き、バッテリーの持ちもよくなりそうですが、実際はどうなのでしょうか。
その真偽を確かめるべく、KDDIが『低温でのスマホのバッテリー消耗』についての実験を行いました。本記事では、同社協力の下、その結果を紹介します。
低温ではバッテリー消耗が早くなる!
『低温でのスマホのバッテリー消耗』についての実験は、以下3つの環境でKDDIのプロダクト品質管理部が実施。
A:空調の効いた部屋(約25℃)
B:寒い場所(0℃、冬の東京を想定)
C:極寒の場所(マイナス20℃、冬の北海道を想定)
同じ環境下において満充電したスマホで、ダウンロード済みの動画を繰り返し再生して、何時間後にスマホの電源が落ちるかの時間を計測しました。
その結果、空調の効いたAの部屋では、電源が落ちるまでの時間が5時間46分だったのに対し、0℃のBの場所では4時間17分。
さらに極寒のCの場所にいたっては、2時間25分と、Aと比べて3時間以上もの差がありました。
温度が低い環境でスマホのバッテリー消耗が早くなるのは本当のようですね。