2020年4月19日 15:01
池袋暴走事故から1年…遺族が動画を公開 メッセージに「考えさせられる」「涙が出た」
私にとって最愛の妻と娘でしたし、愛していると伝えない日はありませんでした。その2人ともう一緒に生きていけない。抱きしめることができない。
その現実を前に、その日から眠ることも食べることもできず、2人の遺体の横で「いっそのこと死んだほうがマシなのではないか」と、ずっと考えていました。
池袋自動車暴走事故 遺族松永ーより引用
苦しい日々を送る中で「2人の死を無駄にしたくない」と思うようになった松永さんは、交通事故防止を目的に活動をするようになりました。
松永さんは動画を見る人に向けて、このように思いを明かしています。みな様は、自分自身が交通事故の加害者、被害者、遺族になることを想像したことがありますか?
私は遺族になるまで、交通事故はテレビのむこう側の話で、正直なところ他人ごとだと思っていました。
しかし、それは間違いでした。
誰しもが、被害者にも、遺族にも、加害者にもなり得ます。
だからこそ、運転に不安がある上での運転や、ながら運転、あおり運転、飲酒運転などはしないようにしていただければと思っています。
池袋自動車暴走事故 遺族松永ーより引用
過去の松永さんだけでなく、きっと多くの人が交通事故をどこか他人ごとのように思っているでしょう。