「感謝しかない」「そういう使い方があったとは」 急流下りに使うボートで被災者救出
2020年7月3日頃から、九州では豪雨による被害が相次いでいます。
熊本県の球磨川は豪雨によって氾濫。球磨村の集落が濁流にのみこまれました。
救助を求める声に、自衛隊が救出作業を行っています。
SNS上に続々と助けを呼ぶ声が…自衛隊員が孤立した人々を救助
「危険を承知で…」球磨川氾濫に派遣された自衛隊、迅速な出動に反響
球磨川は熊本県最大の川で、川下りの『ラフティング』を運営している施設も多くあります。急流をボートで下るスリル満点なアクティビティが人気です。
今回の救助には、このラフティングに使うボートも活躍しているといいます。
産経新聞は、アウトドアツアーを提供する『ラフティングストーンズ』の代表が市の要請によって市街地にボートを出したことを報じました。
球磨川でのラフティングツアーを開催するラフティングストーンズ(人吉市)の大石権太郎代表(50)は市の要請で、浸水した市街地にボートを出した。屋根に取り残された被災者らを救出。「こんな時だからこそ協力しようと思った。ほかのラフティング会社の多くはボートが流されたようだ」と話した。
産経新聞ーより引用
いつもは楽しむことに使うボートも、この豪雨では救出用として人の命を助けるボートとして活躍。