女性は、出産や月経による鉄分の損失がある為、男性に比べ貧血になりやすくなります。
忙しくて生活が不規則になり食事がおろそかになったり、ダイエットなどで偏った食事をしていると、鉄分が不足して貧血になりやすくなります。血液検査では、貧血でないと診断されていても「隠れ貧血」である方が多いですから、注意が必要です。
1. 貧血と隠れ貧血
貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足した状態です。まぶたの裏が白っぽい、爪が反りかえっている、顔色が青白い、立ちくらみ、生理不順などの症状があれば、早めに医療機関を受診をしましょう。
鉄は、ヘモグロビンを作る事に使用されますが、余った分は「フェリチン」となって貯蔵され、鉄が不足するとフェリチンから供給されます。このフェリチン値が低い人は隠れ貧血とみなされます。
フェリチンが少ないと慢性的に疲れを感じたり、肌荒れをしたり、感情の起伏が激しいなどの症状があり、不妊の原因になると考えられています。
梅雨だから、ホルモンバランスが乱れてなど自己判断せず、気になる方は是非フェリチン値をチェックしてみて下さい。鉄が欠乏している方は、亜鉛が不足している事があります。