2016年11月3日 16:00
レールに沿った人生は嫌?若者の起業家は増えているのか調べてみた
安定的な雇用を求める意識が高いリスクに対する意識が強い起業に伴うコストや手続きが面倒くさい
こんな理由から、容易に起業を目指す大学生は昔以上に少ないようです。
特に日本は海外以上に、社会経験や実績のない人は認められにくい傾向があります。若者の発想は、新しい技術や面白いアイディアを生み出す一方で、それを実行するまでのハードルが高いもの。現実的に「起業」という形に辿りつくのは難しいのです。
■一方で「将来的には独立したい」と思っている
在学中に起業する!という人はごくまれですが、卒業後に何年か社会人をやり、そこで得たスキルやノウハウを活かしていずれは起業したい……。そんなふうに考える若者は多いです。年功序列と終身雇用がなくなりつつある時代だからこそ、「このままではいけない」といった気持ちが芽生えるのでしょう。
若い人たちは安定的な雇用を求める一方で、「それって難しいかも」と気づきはじめているので、社会人経験を通して多様なスキルを身につける傾向があります。
「パラレルキャリア」といって、本業を持ちながら、プライベートでも個人活動をする形で働いている人が増えているのもそのひとつ。
最近では小学生に対して起業家教育を行うこともあり、起業塾も増えています。