2018年8月10日 11:00
浮気、遺産がきっかけに…経験者語る「へそくり」の貯め方
もう愛情がないので嫌なところしか目につかないというが、夫が離婚に消極的だそう。不仲の原因は若いころの夫の浮気。そのときは離婚に至らなかったが、へそくりを始めたのもそのころだという。
「最後に守ってくれるのは、自分が管理した自分のお金です」(A子さん)
【手を付けていない親の遺産が頼り】B子さん・66歳・へそくり額=2,000万円
30代の息子の結婚が決まって、夫婦2人だけの生活が始まるという専業主婦のB子さんも、手元に十分なお金を確保し、熟年離婚をひそかに考えている1人。離婚した後、ひとりで生きていくための準備に余念がないという。
「実父が他界したとき、相続でもらったお金にいっさい手を付けないで、そのまま自分名義の口座に寝かせてあるんです。夫(70)はもともと口数が少ない人なんですが、20年前に病気で倒れてからさらに無口になった。食事を作るなど身の回りの世話をしても『ありがとう』のひと言もありません。
それどころか年々怒りっぽくなって頑固になってきて。息子が結婚したら、とりあえず別居したい」(B子さん)
じつは夫が病いに倒れたときに、夫が借金を隠していたことが発覚。夫の親と返済したが、「そもそも世帯の財産は全部自分が稼いだお金だから」