2019年4月30日 00:00
雅子さまが誓う「令和の奮闘」美智子さまの思いを受け継いで
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昨年12月9日、雅子さまは55歳の誕生日に際してのご感想文書にこう記された。
《地球温暖化や環境汚染など、国際社会が一致して取り組む必要のある課題が多岐にわたっています》
《このかけがえのない地球を健全な形で将来の世代に引き継いでいくために、私たちが何をすべきなのか、それぞれが真剣に考えていくことが必要な時代になっているのではないかと感じます》
国際親善を目指された雅子さまだったが、この15年で海外訪問の機会はわずかに3回しかなかった。そのうち1回はご療養のためのオランダ訪問だ。それでも、雅子さまは世界の環境破壊や貧困に関心を持ち続け、専門家のご進講も皇太子さまとそろって受けられてきた。雅子さまは“世界に愛される皇后”も目指されているのだ。
ただ、雅子さまの思いは皇室に入られた26年前とは少し違うと語るのは宮内庁関係者。
「いちばんの違いは、26年間にわたり美智子さまのなさりようをずっとご覧になってきたことです。被災地への激励、戦地での慰霊をはじめ、美智子さまは国民に寄り添う心を常に一つ一つのお言葉やお気遣いで体現されてきました。
皇后として、天皇を支える立場として、国民のためにできることは何か――。