くらし情報『日本が好き、だから頑張れる!外国人技能実習生「介護の現場」』

2019年5月18日 11:00

日本が好き、だから頑張れる!外国人技能実習生「介護の現場」

記者は正直にそう伝えると、張さんは言下に否定し、こう言葉を続けた。

「そんなこと、ありません。日本の介護は世界にも誇れるレベルですから。彼ら、彼女らは、世界一の日本の介護を学ぶために、わざわざ日本にやって来ているんですよ」

先月下旬、本誌は張さんのミーティングに同行した。行き先は、技能実習生の受入れ窓口となる監理団体の1つ、東京・日暮里の「PNJ事業協同組合」。来日した技能実習生たちは、監理団体で約1カ月の研修を受けたのち、介護の現場に赴く。同組合は今年4月時点で、31人の実習生を各介護施設に送っていた。介護分野では、日本でも指折りの監理団体だ。


「最近、実習生たちからの相談で、気になるものはなんですか?」

訪問早々、張さんがこんな質問をぶつけると、事務局長・南香さんは、少し困った様子で答えた。

「日本人従業員の、利用者さんへの対応があまりに雑で、ショックを受けた実習生がいました。『僕のマネはしないで、と笑いながら言われました』と。それには私も驚いてしまって。『絶対マネしちゃダメ、教わったとおり丁寧に介助してください』と忠告しましたけど」

代表理事の山内一夫さんが言葉を継いだ。

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