税制破綻した市、日本一リッチな村は?話題自治体の年金手取り
じつは自治体によって社会保険料が大きく異なるので、同じ年金額でも、住んでいる自治体で、手取り額に差が出てくるのです」
そこで本誌では、深田さんの協力を得て、全国の県庁所在地ごとの年金の手取り額を調査した。年金額は、一般的なサラリーマンの受給額とされる月約22万円、年間で265万円を基準とした。
「手取り額が少ない県庁所在地」のランキング上位5都市、下位5都市は次のとおりだ(※「社会保険料」は国民健康保険料と介護保険料の合計、「税金」は所得税と住民税の合計。試算の前提は、65~75歳の年金のみで生活している男性で、妻(65~74歳)を扶養している。国民健康保険料は世帯(夫と妻)の合計額、介護保険料は夫だけにかかる)。
【1位】大阪府大阪市=手取り額:224万2,495円/社保+税金合計:40万7,505円
【2位】愛媛県松山市=手取り額:224万3,480円/社保+税金合計:40万6,520円
【3位】島根県松江市=手取り額:224万6,970円/社保+税金合計:40万3,030円
【4位】佐賀県佐賀市=手取り額:225万4,024円/社保+税金合計:39万5,976円
【5位】熊本県熊本市=手取り額:225万7,912円/社保+税金合計:39万2,088円
【43位】栃木県宇都宮市=手取り額:231万500円/社保+税金合計:33万9,500円
【44位】神奈川県横浜市=手取り額:231万4,590円/社保+税金合計:33万5,410円
【45位】千葉県千葉市=手取り額:231万6,510円/社保+税金合計:33万3,490円
【46位】埼玉県さいたま市=手取り額:231万8,300円/社保+税金合計:33万1,700円
【47位】静岡県静岡市=手取り額:232万1,900円/社保+税金合計:32万8,100円
年金の手取りがもっとも少ないのは大阪市で224万2,495円。