2019年7月24日 16:00
京アニ放火 元刑事が犯人像分析「視野狭くストレス耐性低い」
7月18日、京都市伏見区の「京都アニメーション」第一スタジオで、いつものように作業に没頭していたスタッフたちを突然襲ったのは、紅蓮の炎と大量の黒煙だった。
24日時点で命を落としたのは34人、そして負傷者は34人。亡くなった34人のうち女性は20人、負傷者では17人。犠牲者のなかにはたくさんの女性たちがいたのだ。
彼らの夢や未来を一瞬にして焼き尽くした青葉真司容疑者(41)だが、その犯行理由は謎に包まれている。自らも大やけどを負い、現場から逃げてきた容疑者を介抱した女性(61)は、こう証言した。
「最初は、火事の被害にあった京都アニメーションの人だと思っていましたが、あの人たちはきゃしゃな体格の人が多いのです。それにしてはガッシリしていましたし、お腹には刺青がありましたし、違和感を覚えるようになりました。
そのうち数名の警察官が男性を取り囲んで『何でこんなことをしたんだ?』など、質問を始めたので、ようやく犯人らしいとわかりました。男性は『パクられた』ということを言っていましたが、そのときは“京都アニメーションに対して強い怒りを感じているんだ”と、思いました」
元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三さんは次のように語る。