2019年11月9日 15:50
50歳以降に入ったら損する可能性が高い医療保険と終身保険
年をとるごとにつのる老後への不安。どうにかしたいという一心で、投資や財テクに手を出そうと検討している人も多いだろう。でも、あなたが選ぼうとしているのは老後破綻の入口かもーー。
「老後2,000万円不足問題や、年金受給開始年齢の引き上げ論などがメディアで話題となり、リタイアが見えてきた50代の人たちの多くは“時間がないから、何か手を打たなくては”と焦っていることでしょう。しかし、そんな老後不安を抱える人たちの資産が狙われているんです」
こう警鐘を鳴らすのは、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)の著書もある、ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほさんだ。
「老後のため、よかれと思ってやったことが大失敗ーー。そんなことにならないよう、陥りやすい落とし穴を押さえておきましょう」
岩城さんが、老後不安につけ込まれて、ついやってしまう「お金のタブー」を解説してくれた。
【タブー1】50歳以降に医療保険に入る
「50代が加入しようとすると、一般的な医療保険で月の保険料は1万円程度です。
年齢がさらに高かったり、持病があったりすると、引受基準緩和型医療保険となり、さらに割高になります」