くらし情報『美輪明宏明かす脳梗塞での入院生活「早く家に帰りたかった」』

2019年12月27日 06:00

美輪明宏明かす脳梗塞での入院生活「早く家に帰りたかった」

次から次へといろんな音が切れ目なくずっと頭の中で響くので、“もうここから出してください!”って、言いそうになりました(笑)。

入院したのは1週間。入院中はときどきテレビを見たり、あとは瞑想したりしていました。

じつは私、閉所恐怖症で、MRI検査も嫌でした。それと病室とか会社のオフィスなど、室内が四角四面の密室も苦手なんです。その密室の中でエアコンや換気扇の微妙な風の音が聞こえる状態もダメで……。音が商売ですので、そういう音はとくに敏感になるんです。

私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね。


それに病院は、朝からざわざわしていて、看護師さんが体温計を持ってきたりするでしょ?ほんの1週間の入院でしたが、私の体内時計が病院のタイムスケジュールにセットされてしまい……。

退院してからも6時起きが今もずっと続いています。だから夜9時ごろになると、もう最高に眠いんです(笑)。今、自宅で毎日欠かさずやっているのは、お医者様から指導されたリハビリです。筋力を鍛える運動と言葉のトレーニング。

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