2020年3月4日 11:00
JAL、ANAは特別対応「新型コロナ」でキャンセル料どうなる?
春の行楽シーズンが間近だが、新型コロナウイルスの流行で、旅行の予定を見直そうかとお悩みの人も多いのでは?そこで、旅行の変更・キャンセルで、損をしない方法を経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■旅行のキャンセル料には注意が必要!
まず、中国へのツアー旅行はほとんど中止になるでしょう。というのも、外務省が出す危険情報で、中国の湖北省などにはレベル3の渡航中止勧告、それ以外の中国と韓国の一部はレベル2の不要不急の渡航中止要請が出ています。旅先にレベル2以上が出るとほとんどのツアーは中止。その場合キャンセル料はかかりません。
また、航空会社も国際線を手数料なしでキャンセルできる「特別対応」を行っています。中国便については、JALは2月27日までに発券した4月20日搭乗分まで(2月27日発表)、ANAは2月26日までに発券した4月30日搭乗分まで(3月3日発表)。中国便以外の国際線は、JAL、ANAともに2月28日までに発券した3月19日搭乗分まで(3月3日発表)が対象です。
さらに、JALとANAは特別対応を国内線に広げました。3月19日までに搭乗分には手数料なしで変更やキャンセルができます(3月2日発表)。