2020年5月19日 00:00
西田敏行「政府に腹立つ」検察庁法改正案に日俳連理事長の怒り
――自粛中の俳優さんたちの生活は大丈夫でしょうか?
「舞台とか“密”になって稽古しなければできないところで暮らしている俳優たちはやっぱりつらいでしょうね。政府に要求したけど、歯牙にもかけない感じだしね……。残念ながら、われわれ表現者はあまり優遇されていないので」
苦境に立つ俳優たちを慮りつつ、政府への不満を漏らす西田。続けて、検察庁改正法案についても聞いた。
――多くの俳優が改正案に反対を表明しています。
「改正案はおかしい!私もそう思います。果たしてそれをコロナが蔓延しているこの時期に、政府が率先してやるべきですか!?」
――優先順位が違うとみなさんおっしゃっています。
「まったく同じ気持ちです。
腹立ちますね、本当に!」
俳優たちの代表として不要不急の法改正に“絶対反対の意思”を示し、西田は去っていった。次々と“声を上げる”芸能人たち。今後こうした流れは加速していくという。エンタメ界に詳しい江戸川大学の西条昇教授はこう語る。
「今回の動きは、エンタメ界にシビアな政府への憤りだけではありません。アメリカの俳優やアーティストは自身の支持政党といった政治的コメントをします。