2020年5月22日 15:50
コロナ肺炎で死亡時保険金2倍の会社も、保険会社の取り組み
新型コロナウイルスの感染拡大から3カ月超。39県で緊急事態宣言が解除されたが、一律10万円の「特別定額給付金」を受け取ったのは、ごく少数の人だろう。国の経済支援は総じて「遅くて少ない」と言わざるをえない。となると、自力での踏ん張りが重要だが、保険会社が実施する特別措置を利用するのも一手だ。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■コロナ肺炎で亡くなった場合
通常の死亡保険金の対象です。加えて特別措置として、コロナ肺炎での死亡も、感染症や不慮の事故などによる死亡時に保険金を上乗せする「災害割増特約」が適用されることになりました。
災害割増特約は死亡保険金と同額まで付加できます。
たとえば死亡保険金が1,000万円で災害割増特約が1,000万円の契約だと、死亡時の保険金は最大2倍になります。また、かんぽ生命の「倍額支払制度」はコロナ肺炎も含まれ、死亡保険金が倍増します。これは基本契約ですから、全国の加入者約1,600万人が対象です。
■「今すぐ現金が必要」な場合
今なら、「契約者貸付」を無利子で利用できます。契約者貸付は、解約時に返金される「解約返戻金」の範囲内でお金を借りる制度です。