2020年9月4日 15:50
みずほ銀行も紙の通帳作成を有料に!ネットバンキング得な時代
みずほ銀行が大手銀行では初めて、紙の通帳を有料化する。’21年1月18日以降に新規契約した70歳未満の人が対象で、口座開設や通帳を繰り越すときに、1,100円(税込み)かかる。ただし、すでに口座がある人や70歳以上の人は対象外で、今後も無料だ。
また、毎年1月末時点で1年以上記帳のない口座は、自動的に通帳のない口座に切り替えることも発表された。今持っている口座も対象で、1年以上記帳しないと、手元の通帳が使えなくなる。
とはいえ、通帳なし口座に変わった後でも、店頭で希望すれば、通帳は無料で再発行される。そんな通帳有料化について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■今後は他行も追随して、ネット通帳やネットバンキングへの移行が加速
そもそも紙の通帳には、年200円の印紙税がかかります。
みずほ銀行の個人口座は約2,400万件ですから、毎年印紙税だけで48億円!
これほどのコスト負担は、どの銀行にとってもきびしい状況です。そのため、インターネットで入出金や残高などを確認する「インターネット通帳(以下、ネット通帳)」を勧める銀行が増えています。
たとえば三菱UFJ銀行は、ネット通帳に切り替えた先着20万人に、1,000円プレゼントするキャンペーンを行いました。