2021年5月14日 15:50
夏井いつきさんが知ったかぶり記者を叱咤!季語の“真の力”語る
たとえば、家のテーブルの上にある「砂糖とミルク一つずつ」に季語を足して俳句を完成させてみよう。
「(1)『春の風砂糖とミルク一つずつ』、(2)『梅雨ぐもり砂糖とミルク一つずつ』。皆さんはこの2つの俳句を見て、どのような情景を浮かべましたか?(1)は、その人がコーヒーを飲むことを楽しみにしているような、明るい情景が浮かんでくるでしょう。反対に(2)は、家の中でひとり、寂しそうにしているイメージを持つはず。これが“季語の力”です」
でも、身のまわりにあるもので季語がないかもやはり気になるところ。一般的な『歳時記』や、夏井さんの著書『夏井いつきの365日季語手帖』(レゾンクリエイト)を見てみると、5〜6月の季語として「ビール」「扇風機」「香水」「バナナ」などが挙がっている。俳句を作るさいに、これらを使ってみてもよいかもしれない。
「『俳句を作ったことがない』という人はまだまだいます。
でも、俳句を作ることって、そんなに難しくないことがわかったでしょう。まずはメモ帳を手に、タネ探しから!」
(取材:インタビューマン山下)
「女性自身」2021年5月25日号 掲載
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