くらし情報『きゅうりは2倍近くの価格に!“早梅雨”で野菜価格が高騰』

2021年6月16日 11:00

きゅうりは2倍近くの価格に!“早梅雨”で野菜価格が高騰

きゅうりは2倍近くの価格に!“早梅雨”で野菜価格が高騰


「春先はレタスが安かったのに……」。いま店頭に並ぶレタスの値段を見て、とある主婦はため息をつく。しかし、梅雨が長引けば長引くほど、値上がりは止まらないのだーー。

「梅雨の期間が長引けば、雨量が増え、日照時間が短くなる。すると野菜が順調に育たず、価格の高騰につながります。今年は全国的に早い梅雨入りが発表されたことで、早くも野菜の値上がりが懸念されているのです」

こう語るのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん。

日常的に使う野菜の値上がりは、家計を直撃する。だが、梅雨が長引けば長引くほど、野菜の価格の高騰はまぬがれない。
自治体のさまざまなデータを基に、住みやすさや災害リスクなどの分析・評価をおこなっている、住環境コンサルタントの堀越謙一さんは、以下のように分析する。

「今年は、近畿地方では観測史上もっとも早く梅雨入りが確認されました。過去にさかのぼって、近畿地方の梅雨が長引いた年を調べてみると、九州を中心に河川の氾濫や土砂崩れなどの水害が発生しているケースが多く見られます。これは、同地域の野菜の“不作”に直結しています」

過去20年、近畿地方で長い梅雨(8月以降の梅雨明け)

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