くらし情報『「有志の会提言」東京重症者500人試算でも「五輪中止」盛り込まず』

2021年7月1日 06:00

「有志の会提言」東京重症者500人試算でも「五輪中止」盛り込まず

五輪会場のひとつ有明アーバンスポーツパークを視察する丸川五輪担当大臣と組織委員会の橋本会長(写真:AP/アフロ)

五輪会場のひとつ有明アーバンスポーツパークを視察する丸川五輪担当大臣と組織委員会の橋本会長(写真:AP/アフロ)



絆や希望……。聞こえはいいが内容のないそんな言葉で、五輪のリスクをごまかそうとする政府。だが、専門家は開催によって、多くの人の命が脅かされることを警告しているーー。

〈無観客開催は、会場内の感染拡大リスクが最も低いので、望ましいと考える〉
〈観客がいる中で深夜に及ぶ試合が行われていれば、営業時間短縮や夜間の外出自粛等を要請されている市民にとって、「矛盾したメッセージ」となります〉

6月18日に、そんな文言が書かれた“提言”を発表したのは「コロナ専門家有志の会」だ。

この提言の正式名称は「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う新型コロナウイルス感染拡大リスクに関する提言」。ここでは五輪を開催した場合の新型コロナウイルスの感染拡大を予測した複数のシミュレーションが紹介されている。

感染力が強いインド由来のデルタ株が広がった場合のシミュレーションでは、五輪によって人流が増えると、7月中に東京都の1日の新規感染者数が2,000人を突破するという。それに伴い、重症者数も急増。

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