「50代で生きる楽しみを失ったら?」阿川佐和子さんに聞いた「生きるピント」
「老い」や「終活」について考えることも増えたという阿川さんに、“生きるピント”を聞きました
「私が仕事に追われて機嫌が悪そうだと、夫はスーッといなくなります。私が寝室に移動すると夫はスーッとリビングに、磁石の同じ極同士みたいな感じ(笑)。それで、ご飯のときだけ一緒になるんです。若い夫婦じゃないので、お互いに心地よい時間や生活のリズムができちゃってるでしょ。干渉し合わないことが秘訣ですかね」
そう話すのはタレントでエッセイストの阿川佐和子さん(67)。今月7日、こんな阿川さん流の人生の秘訣が詰まった『アガワ流生きるピント』(文藝春秋)を出版した。「仕事」や「恋愛」、そして「認知症」から「セックスレス」まで、さまざまな人の悩みにQ&A形式で答える本だ。
デビューから40年走り続けた今、「老い」や「終活」について考えることも増えたという阿川さんに、“生きるピント”を聞きました。
【Q】子どもがついに就職。子育てが終わると、生きる楽しみをなくしました。夫婦仲もよくなく、親しい友人もいません。どうすればいいでしょう。(54歳、女性、主婦)
【A】もう一回、昔の友達に会ってごらんあそばせ(阿川佐和子)