くらし情報『老後の意外な落とし穴「夫のがん治療に老後資金をすべて投入」』

2021年8月20日 11:00

老後の意外な落とし穴「夫のがん治療に老後資金をすべて投入」

出費は1,500万円近くにのぼりました。しかし、特に効果がなく、すぐ亡くなってしまって……。財産も半減してしまいました」

夫を思う妻の気持ちを考えると、一概に無駄と切り捨てられないこの出費。病気とお金の関係をどう考えるべきだろうか。

「貯蓄がある人のなかには『お金をかければいい医療を受けられる』と信じている人が多い印象があります。でも、日本は国民皆保険制度が整備された国。効果のある医療はかなりの確率で保険適用になっているんです」(加谷さん)

この場合、医師の提案に飛びつかず、標準治療を続けるのもひとつの選択肢だった。

〈対処法〉高額医療=いい医療ではないことを肝に銘じよう。


【落とし穴2・相続】家もらえず老後設計が狂う

「私は同居する父の介護を10年近く続けてきました。施設への送迎から食事の世話。働いている時間以外は、父に尽くしました」

そう語るのは60代独身女性。父も娘の献身ぶりに感謝。唯一といっていい父の財産は一緒に住んでいた実家だったが、生前から「自分が亡くなったあとはお前が住み続けなさい」と言ってくれた。そんななか、父は風邪をこじらせ肺炎となり、急死してしまう。それまで元気だったことから、遺言書は作成していなかった。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.